特集「2011 若人の夏 その1」
特集は、福島で行われた「全国高等学校総合文化祭」日本音楽部門のレポート。
“高校箏曲のインターハイ”といわれるこの大会、震災の影響で開催が危ぶまれたが、
全国から50校以上が出場し、熱戦を繰り広げた様子をお伝えする。
また、夏に各地で行われた小中高生のコンクールの講評も。
「邦楽ジャーナル」2011年9月号(296号)目次
[特集]
- 2011 若人の夏(その1)
第35回全国高校総合文化祭「ふくしま総文」日本音楽部門
小中高生の夏のコンクール――審査員に聞く
[エッセイ] 以下<>内は執筆者名
- 和楽抄-76 <木下のぞみ> 職人讃歌。
- 英・哲・学-9 <林英哲> 鍛える
(太鼓音楽の先駆者として世界各地で経験したこと、感じたこと、実践していること、音や太鼓にたいしてどのようにむきあっているのかなどを林英哲が執筆)
- 地唄箏曲四方山話-9 <芦垣美穗> 箏コンプレックス
(発声法を独自に研究し、古典の演奏で定評のある芦垣美穗が、古典の捉え方、箏や三味線の演奏法、ほとんど教えられることのない唄のうたい方の極意などを散りばめる。実技に役立つこと、間違いなし!)
- ものの音を聴く-6 <伊藤由貴子> 虫の音
(過去にも小誌で「ゆめのねもののね」「音の風景」「音紀行」を連載していただいた伊藤由貴子氏の新エッセイ。「ものの音を聴く」と題し、日々の暮らしの中で、また旅先で、ささやかな「ものの音」に耳を傾けていきます)
[知識]
- あっぱれ邦楽人!-4 片寄和子さん
(不景気なぞどこ吹く風と元気いっぱい成長し続け、多くの人に喜びを分けている人、店、組織を紹介。右肩上がりの秘訣はどこにあるのか、「他とココがちがう!」というところをじっくりレポート)
- KOTOでPOPSを弾こう!-9<加藤美枝> 洋楽器と演奏する(その3)パフォーマンス編
(ポップ・ミュージックを箏で楽しむ方法をユニット「collage」の箏奏者・加藤美枝が紹介)
- 目から鱗の尺八上達術-21 <三塚幸彦> ロングトーンの仕方
(演奏家にして製管師、「尺八を身近なものに」を信条とする三塚幸彦が執筆。尺八演奏に関する質問を編集部宛にお寄せ下さい)
- 猫太郎に聞け-47 「津軽三味線」
(素朴な疑問や、聞いてみたいけど聞きにくい質問などお寄せ下さい)
- 1分間「箏曲地歌」アナウンス-49 <野川美穂子> 江の島の曲
(演奏会のアナウンスやプログラムに無料で使用できる解説文。使用時は「邦楽ジャーナル所載・野川美穂子執筆」と出典を明記して下さい)
- 生誕100年 林松栄の生きざまを追って-2<織田麻有佐> 「糸下げるような三味線弾く腕でね」
(1987年2月号創刊の弊誌が、来年1月号で300号を迎えるカウントダウン企画として創刊から現在までの24年を振り返る)
[人物]
- アマチュアばんざい 宮田好夫さん(尺八)/山下武久さん(太鼓)
- News -ホットな話題を写真付きで
・野坂操壽×沢井一恵全国ツアー「変絃自在」共演者募集!
・戦国武将・朝倉義景の一節切を公開
・「ねぷた」の笛が3742人でギネス更新!
・熊本県立劇場で雅楽器と薩摩琵琶のワークショップ開催
- Report
・第5回全日本津軽三味線競技会名古屋大会
- 小耳情報 (小耳にはさんだ話題あれこれ)
- 邦J製品取扱店訪問記 片切琴三味線店
- 編集長の見たり・聞いたり・思ったり <田中隆文> 「遠音」論
- New Release
話題の新譜・新刊がズラリ
- CDレビュー・クロスレビュー<太田暁子・小林渡・斎藤完・星川京児>
同じ音盤を聴いてもその感想は人によってさまざま。話題の音盤を4人の執筆者が聴いてそれぞれ感想を記し、★5つ満点制で評価する。
[情報]- PICK UP 注目の公演を紹介
- 邦楽情報 9月1日~10月30日分
- 津軽三味線+太鼓+その他の邦楽器情報 9月1日~10月30日分
- 津軽三味線情報 9月1日~10月30日分
- フェスティバル情報 9月1日~10月30日分
- 太鼓情報 9月1日~10月30日分
- 9月のテレビ・ラジオ(放送予定の邦楽関連番組一覧)
- おけいこ場案内(習ってみたい!という方へ)
- 邦Jフォーラム(受賞、コンクール募集内容・結果など、邦楽界の様々な動きを提供)
- 読者の広場(読者の皆様からのおたよりをどんどん紹介します)