いんたびゅう─竹井誠/エンジョイスコア「さくらさくら」/特集「義太夫節の未来」
今号の表紙グラビア&インタビューは竹井誠氏。尺八・笛をはじめ、フルート、ピッコロ、そして尺ルートなどを自在に使いこなす彼が、還暦を迎えて思うことは?
大好評「エンジョイスコア」は「さくらさくら」。日本を代表するメロディーを高橋久美子編曲で三味線独奏にアレンジしてお届けします。
特集は「義太夫節の未来」。豊竹嶋大夫がこの2月に引退して「切場語り」が一人だけになり、人材育成が急務の義太夫の世界をレポートします。
「邦楽ジャーナル」2016年4月号(351号)目次
[特集]
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義太夫節の未来
豊竹嶋大夫引退、どうなる文楽の今後
嶋大夫が語る文楽の今後
物足りない嶋大夫の引退公演<奈良部和美>
新人出でよ!義太夫協会が窮余の策
[人物]
- いんたびゅう
竹井誠
以下<>内は執筆者名
- 日本作曲家列伝 現代邦楽と作曲家-12(最終回) <西耕一> 和田薫
(現代音楽の企画・評論を行う西耕一氏が、現代邦楽を手がけた作曲家について、その作品や意外なエピソードなどを紹介。)
- アマチュアばんざい 宮坂榮一さん(尺八)
[奏法]
- 三味線が好きになる術(すべ)-26 <上原潤之助> 三味線は歌う! 2
(難しいと思われている三味線も、ちょっとしたことで上達し、楽しくなります。そのコツを伝授します。)
- ことのね玉手箱-26 <帯名久仁子> ハーモニクスを軽やかに! 2
(プロとアマチュアでは何が違うのか。演奏家・帯名久仁子が実践していることを披露します。)
- 尺八の技-26 <小湊昭尚> 「南部牛追い唄」を吹く 1
(ジャンルを超えて、尺八を楽しむための大技、小技を、ときにはインターネットで映像を利用して伝授します。)
- 脈々たる箏曲地歌びと-40 <久保田敏子> 明治後半以降の京物伝承者
(京都市立芸術大学名誉教授の久保田敏子(さとこ)氏が、箏曲地歌の人々の系譜からその歴史をひもときます。)
- 現代邦楽のための楽譜講座-11 <森重行敏> 五線譜の原理(12)繰り返しで失敗しないために
(音楽大学で音楽理論の講義を行う森重行敏氏が、現代の邦楽に関わる際に必要な「楽譜の読み方」をテーマに、五線譜から各ジャンルの譜にまで言及する。)
- どうしてますか?-16 一の箏柱を飛ばさない方法は?
(「他の方はどうやってるの?」「もっと良い方法がある?」といった情報交換の場です。あなたに代わって編集部がいろんな人に聞いてみます。ドシドシ質問をお寄せください!)
- 1分間「箏曲地歌」アナウンス-104 <野川美穂子> 袖香爐
(演奏会のアナウンスやプログラムに無料で使用できる解説文。使用時は「邦楽ジャーナル所載・野川美穂子執筆」と出典を明記して下さい。)
- 歌唱古今-16 <鴨下信一> 笑いとユーモアの絆 その二
(筆者は、「東芝日曜劇場」「岸辺のアルバム」等のテレビドラマや舞台の演出家で、日本語に関する著作も多い鴨下信一氏。閑吟集から歌謡曲まで、古今の歌詞から浮かび上がる日本人の姿をさぐります。)
- 音を録る・人を録る--プロデューサーメモ-12 <星川京児> 聲明を録る(3)
(民族音楽を中心に様々なジャンルの音楽作品の制作をしてきた音楽プロデューサー星川京児氏が、邦楽関係者の録音メモを紹介。)
- おと・かたち・いろ考-15 <村尚也> 舞台用語も変遷する
(舞踊家・舞台演出家・評論家、村尚也氏が「日本の音」を解きほぐします。)
- News -ホットな話題を写真付きで
・企業メセナ協議会、「百祭復興」を全国展開
- 小耳情報 (小耳にはさんだ話題あれこれ)
- 編集長の見たり・聞いたり・思ったり <田中隆文> 取材されて、取材して
- フォトグラファー・ヒダキトモコのつぶらな目-16
(表紙の人物写真を撮影する写真家、ヒダキトモコさんの目を通したひと言。)
[楽譜]
- エンジョイ スコアVol.26
「さくらさくら」(三味線独奏)<日本古謡・高橋久美子編曲>
[CD・他]
- New Release
話題の新譜・新刊がズラリ
- HOW 今月の新入荷商品/CDガイド
(弊社取扱いの通信販売CD等のご紹介)
http://hj-how.com/
[情報]
- PICK UP 注目の公演を紹介
- 邦楽情報 4月1日-5月31日分
- 4月のテレビ・ラジオ(放送予定の邦楽関連番組一覧)
- 邦Jフォーラム(受賞、コンクール募集内容・結果など、邦楽界の様々な動きを提供)
- おけいこ場案内(習ってみたい!という方へ)