いんたびゅう:尺八プロジェクト「GMQ」/特集「追悼 野坂操壽(惠子)さん」2・邦楽に未来はあるのか(後編)
表紙グラビアと「いんたびゅう」は、岩田卓也・大河内淳矢・松村湧太・松下尚暉の4人による「尺八プロジェクト GMQ」。泉州尺八工房が開発した“メタル尺八”を用いて尺八アンサンブルを追求する4人にスポットを当てる。
特集は、この8月に急逝した野坂操壽氏の追悼記事の後編。娘の野坂恵璃氏へのインタビュー、野坂氏による本誌連載「宙に響く一絃の音を」担当編集者による連載秘話、野坂氏と沢井一恵氏との「変絃自在」の制作に長らく携わった織田麻有佐による写真などを掲載。
特集第二弾は、作曲グループ〈邦楽2010〉が語り合う「邦楽に未来はあるか?」の後編。
好評「続邦楽器編曲塾」は、箏独奏「トロイメライ」(五線譜)。
「邦楽ジャーナル」2019年11月号(394号)目次
以下<>内は執筆者名
[特集]
- 追悼 野坂操壽(惠子)さん(2)
母、野坂惠子〈野坂惠璃〉/生きる喜びを〈田中隆文〉/MAYUSANOの目/略歴
[人物]
- いんたびゅう
尺八プロジェクトGMQ(岩田卓也・大河内淳矢・松村湧太・松下尚暉)
- 尺八の名工房 21 三井香揚山さん
- 邦楽伝播人 13 櫻樹さん(情報サイト「ほうがくのわ」代表)
[奏法]
- 宮城道雄の何が凄い!? 尺八作品 16 <藤原道山> 和風楽
(尺八が入った宮城道雄作品を毎回1曲取り上げ、その曲の魅力や、他楽器と尺八の関係、どのように演奏したら曲が生きるのかなどを、尺八演奏家の視点で藤原道山氏が紹介します。)
- 津軽三味線を弾こう 11 <澤田成十朗>「一段」その4
(『じょんから節』を変化させた有名な『六段』の一段目をマスターしようというものです。まずは気軽にお手持ちの三味線で。)
- 津軽笛を吹こう 11 <佐藤ぶん太、> 指打ちは音階が上がる時だけ!
(独特の味わいを持つねぷた囃子の笛をマスターして、楽しい笛の世界を知ってもらおうというもの。「ドレミ笛でも吹けますが、本物の篠竹によるねぷたの笛も3000円で入手できますよ」。)
- 新 目から鱗の尺八上達術4 <三塚幸彦> 吸う時も出す時も同じ顔!
(2014年2月号まで50回にわたる連載の前シリーズと、2016年8月号の特別編を経てさらにパワーアップした尺八の上達法を伝授します。)
- 「六段」を弾き“うたい”しよう4 <木田敦子>二段1 一つひとつを確実に!
(「六段に始まり、六段に終わる」と言われるくらい箏曲にとって大事な曲を題材に、唱歌で味わいながら、鑑賞曲として披露するための手法を伝授します。)
- 脈々たる箏曲地歌びと 83 <久保田敏子> 地歌箏曲の系譜─山田流の芸脈6
(京都市立芸術大学名誉教授の久保田敏子(さとこ)氏が、箏曲地歌の人々の系譜からその歴史をひもときます。)
- 百人町捕物帳 和楽器よもやま噺 22 <水本真聡> 音に関係ないとは言い切れない〜鼓の蒔絵
(和楽器にまつわる小咄・エピソードを少しマニアックな解説を盛り込みながらご紹介。)
- 邦楽用語きほんの「き」 37 <釣谷真弓> 千鳥の曲
(普段からよく耳にするけれど、意外と意味を知らなかったり、身近すぎて自分で調べることのなかった邦楽の基本用語を、日本音楽史を研究する箏演奏家の釣谷真弓さんが簡潔に説明します。)
- 1分間「箏曲地歌」アナウンス 147 <野川美穂子> 布袋
(演奏会のアナウンスやプログラムに無料で使用できる解説文。使用時は「邦楽ジャーナル所載・野川美穂子執筆」と出典を明記して下さい。)
- こんなのもあった!邦楽の楽譜 8 <森重行敏> 三味線の譜4 いろは、ヒフミ…まだまだあります!
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- おと・かたち・いろ考 59 <村尚也> 菊の紋章と太陽の3本足
(舞踊家・舞台演出家・評論家、村尚也氏が「日本の音」を解きほぐします。)
- 編集長の見たり・聞いたり・思ったり <田中隆文> 野坂さんの思い出1
- ヒダキトモコのつぶらな目 56
(表紙といんたびゅうの撮影を担当する写真家ヒダキトモコの目に写るものは。)
[楽譜]
- 続・邦楽器編曲塾 17
「トロイメライ」(箏独奏)<シューマン作曲・高橋久美子編曲>
[CD・他]
- New Release
話題の新譜・新刊がズラリ
- HOW 今月の新入荷商品
(弊社取扱いの通信販売CD等のご紹介)
http://hj-how.com/
[情報]
- PICK UP 注目の公演を紹介
- 邦楽情報 11月1日-12月31日分
- 11月のテレビ・ラジオ(放送予定の邦楽関連番組一覧)
- 邦Jフォーラム(受賞、コンクール募集内容・結果など、邦楽界の様々な動きを提供)
- おけいこ場案内(習ってみたい!という方へ)