いんたびゅう:水川寿也/特集「元気です! ネット配信開始2」「大手三味線メーカー・東京和楽器、廃業」
表紙グラビアと「いんたびゅう」は、尺八演奏家・作曲家の 水川寿也。尺八の演奏が活動が中心だった水川が作曲を始めたのは義母のアドバイスによるもの。そのいきさつをじっくり聞く。
特集は、「元気です! ネット配信開始」の第2弾として、ネットに新たな活路を見いだす演奏家の姿をお届け。さらに、今夏で惜しくも廃業となる大手三味線メーカーに取材。
また、オリジナルスコア特別編として、福嶋頼秀氏の作品「花・風・いのち」(尺八・箏)の楽譜を掲載。今号で最終回を迎える「続邦楽器編曲塾」は、尺八・箏二重奏「遠くへ行きたい」(五線譜)。三塚幸彦「新 目から鱗の尺八上達術」と木田敦子「『六段』を弾き“うたい”しよう」も最終回!
「邦楽ジャーナル」2020年7月号(402号)目次
以下<>内は執筆者名
[特集]
- 元気です! ネット配信開始(2)
- 衝撃! 大手三味線メーカー・東京和楽器、廃業
[人物]
- いんたびゅう
水川寿也
- 世界の尺八 中国の演奏家3 楊博文さん/ヨーロッパの演奏家3 ジム・フランクリンさん
[奏法]
- 宮城道雄の何が凄い!? 尺八作品 24 <藤原道山> 北海民謡調
(尺八が入った宮城道雄作品を毎回1曲取り上げ、その曲の魅力や、他楽器と尺八の関係、どのように演奏したら曲が生きるのかなどを、尺八演奏家の視点で藤原道山氏が紹介します。)
- 新 目から鱗の尺八上達術 12(最終回) <三塚幸彦> 陰音階を吹く!
(2014年2月号まで50回にわたる連載の前シリーズと、2016年8月号の特別編を経てさらにパワーアップした尺八の上達法を伝授します。)
- 「六段」を弾き“うたい”しよう 12 (最終回)<木田敦子> 演奏のために大切なこと
(「六段に始まり、六段に終わる」と言われるくらい箏曲にとって大事な曲を題材に、唱歌で味わいながら、鑑賞曲として披露するための手法を伝授します。)
- 地歌のいろは 7 <藤本昭子> 撥の当て方 約束事その3
(地歌はどのように歌うか、弾くか)
- 篠笛超入門 7 <福原徹> 半音の音出し
(これで『さくらさくら』が吹ける)
- 尺八ってナンだ? 7 <志村哲> AIに尺八を教える
(大阪芸大教授の実験レポート)
- 邦楽用語きほんの「き」 45 <釣谷真弓> 爪弾き
(普段からよく耳にするけれど、意外と意味を知らなかったり、身近すぎて自分で調べることのなかった邦楽の基本用語を、日本音楽史を研究する箏演奏家の釣谷真弓さんが簡潔に説明します。)
- 1分間「箏曲地歌」アナウンス 155 <野川美穂子> 芥子の花
(演奏会のアナウンスやプログラムに無料で使用できる解説文)
- 箏遊行 7 <沢井一恵> 茜色の朝焼
(自らの箏人生を振り返るエッセイ)
- おと・かたち・いろ考 67 <村尚也> 日本語アラート
(舞踊家・舞台演出家・評論家、村尚也氏が「日本の音」を解きほぐします。)
- 特別寄稿 <今藤政太郎> 改めて思う芸術の大切さ
- ヒダキトモコのつぶらな目 64
(表紙といんたびゅうの撮影を担当する写真家ヒダキトモコの目に写るものは。)
- こんなの見つけた 3 東由依さんのオリジナルマスク
- 創刊400号記念「読者投稿」4
[楽譜]
- オリジナルスコア 2020特別編 3
「花・風・いのち」(尺八・箏二重奏)<福嶋頼秀作詞・作曲>
- 続・邦楽器編曲塾24(最終回)
「遠くへ行きたい」(尺八・箏二重奏)<中村八大作曲・高橋久美子編曲>
[CD・他]
- New Release
話題の新譜・新刊がズラリ
- HOW 今月の新入荷商品/現代邦楽楽譜一覧 其の9/2020年度上半期 CD売上げベスト20
(弊社取扱いの通信販売CD等のご紹介)
http://hj-how.com/
[情報]
- 【アンケート】新型コロナウイルス感染拡大によるホールの状況
- 7月のテレビ・ラジオ(放送予定の邦楽関連番組一覧)
- 邦Jフォーラム(受賞、コンクール募集内容・結果など、邦楽界の様々な動きを提供)
- おけいこ場案内(習ってみたい!という方へ)