いんたびゅう:みやざきみえこ/特集「北川芳能資料で甦る大正・昭和の邦楽」/楽譜「惑星」
表紙グラビアと「いんたびゅう」は、フランスを拠点に活躍する箏奏者・みやざきみえこ。17年かけて箏独奏に編曲したJ.S.バッハの『ゴルトベルク変奏曲』をCDリリースするまでのこだわり、またフランスと日本の違いなどを語る。
特集は、大正・昭和期に京都を拠点に活躍した箏曲家 北川芳能が遺した手書き楽譜を通して、今年100年の節目となる「新日本音楽」について掘り下げる。
人気連載「クラシック・アレンジSCORE」は、ホルスト作曲の『木星』を尺八三重奏でお届けします。
「邦楽ジャーナル」2020年11月号(406号)目次
以下<>内は執筆者名
[特集]
- 新日本音楽100年
北川芳能資料で甦る大正・昭和の邦楽
- いんたびゅう
みやざきみえこ
ゴルトベルクに17年
パリで『ゴルトベルク変奏曲』箏ソロ版を完成させた。今春フランスでCDリリースされ、10月28日に日本版が発売される!
- 世界の尺八 ヨーロッパの演奏家7ティロ・ブアダッハさん/中国の演奏家7劉暢(逸竹)さん
[楽譜]
- クラシック アレンジSCORE 3
組曲「惑星」より 木星(尺八三重奏)<ホルスト作曲・森亜紀編曲>
[奏法]
- 宮城道雄の何が凄い!? 尺八作品 28 <藤原道山> 落葉
(尺八が入った宮城道雄作品を毎回1曲取り上げ、その曲の魅力や、他楽器と尺八の関係、どのように演奏したら曲が生きるのかなどを、尺八演奏家の視点で藤原道山氏が紹介します。)
- 丸田美紀の箏十か条 4 <丸田美紀> 苦手を克服
(丸田美紀氏がステップアップしてくるきっかけになった出来事などを交えながら、自身が音に向き合うときに気をつけていることを十か条にまとめます。)
- 田辺頌山の尺八吹奏クリニック 4 <田辺頌山> 高い倍音が出る
(クセと個性は似て非なるもの。合理的でクセのない演奏が出来るよう、具体的に例を挙げながら1年間、誌上レッスンします。)
- 地歌のいろは 11 <藤本昭子> 地歌箏曲伝承者として
(地歌はどのように歌うか、弾くか)
- 篠笛超入門 11 <福原徹> 「子守唄」を吹く
(これで『さくらさくら』が吹けるというコンセプトで始まった連載)
- 尺八ってナンだ? 11 <志村哲> 地無し尺八はエコロジー
(大阪芸大教授の実験レポート)
- 邦楽用語きほんの「き」 49 <釣谷真弓> 獅子物
(普段からよく耳にするけれど、意外と意味を知らなかったり、身近すぎて自分で調べることのなかった邦楽の基本用語を、日本音楽史を研究する箏演奏家の釣谷真弓さんが簡潔に説明します。)
- 1分間「箏曲地歌」アナウンス 159 <野川美穂子> 喜撰
(演奏会のアナウンスやプログラムに無料で使用できる解説文)
- 箏遊行 11 <沢井一恵> 佐渡裕と坂本龍一〈沢井一恵〉
(自らの箏人生を振り返るエッセイ)
- おと・かたち・いろ考 71 <村尚也> 市松模様の憧れ
(舞踊家・舞台演出家・評論家、村尚也氏が「日本の音」を解きほぐします。)
- 特別寄稿 <長尾敬> 国力は文化で決まる
- クレイマー・オニールのつぶやく目
(表紙といんたびゅうの撮影を担当する写真家の目に写るものは。)
- News
・箏曲「紅葉合」と蜂須賀斉裕の和歌 <小川裕久>
・正派モデル「みらい事業部」
・津軽の青春小説「いとみち」を映画化
・純邦楽もネット配信の時代!
- こんなの見つけた 7 鳥谷武史さんのサコッシュ
- New Release
話題の新譜・新刊がズラリ
- HOW 今月の新入荷商品/秋だから…ライブ録音を聴こう!その2
(弊社取扱いの通信販売CD等のご紹介)
http://hj-how.com/
[情報]
- PICK UP 注目の公演を紹介
- 邦楽情報 11月1日-12月31日分
- 11月のテレビ・ラジオ(放送予定の邦楽関連番組一覧)
- 邦Jフォーラム(受賞、コンクール募集内容・結果など、邦楽界の様々な動きを提供)
- おけいこ場案内(習ってみたい!という方へ)