いんたびゅう:菊央雄司/特集「邦楽未来図」/楽譜「韃靼人の踊り」
表紙グラビアと「いんたびゅう」は、地歌演奏家の菊央雄司。地歌との出会いから修業、現在の活動、そして上方地歌への熱い思いを語る。
特集は「邦楽未来図」。「現代作曲家作品事典」を出版したマザーアース橘氏が、約1万曲の作品情報から見えてくる邦楽器作品の未来を分析。
新連載が一挙4本スタート! 「『浪花十二月』と上方地歌」(菊央雄司)、「虚無僧尺八の20世紀」(志村哲)、「琴古流尺八の秘密」(徳丸十盟)、そしてリレーエッセイ第一回は村澤丈児氏が登場。
人気連載「クラシック・アレンジSCORE」は、ボロディン作曲の『韃靼人の踊り』を尺八・箏・十七絃三重奏でお届けします。
「邦楽ジャーナル」2021年1月号(408号)目次
以下<>内は執筆者名
[特集]
- 現代音楽作品データから見る
邦楽未来図
[人物]
- いんたびゅう
菊央雄司
今月号から本誌で連載を始める菊央雄司。上方地歌の魅力を余すところなく伝えたい!
- 世界の尺八 ヨーロッパの演奏家9ディトマール一風ヘリガーさん/中国の演奏家9ツゥクヮン・ユーシュさん
- 宮城道雄の何が凄い!? 尺八作品 30 <藤原道山> 昭和松竹梅
(尺八が入った宮城道雄作品を毎回1曲取り上げ、その曲の魅力や、他楽器と尺八の関係、どのように演奏したら曲が生きるのかなどを、尺八演奏家の視点で藤原道山氏が紹介します。)
- 丸田美紀の箏十か条 6 <丸田美紀> 初見力をつける
(丸田美紀氏がステップアップしてくるきっかけになった出来事などを交えながら、自身が音に向き合うときに気をつけていることを十か条にまとめます。)
- 田辺頌山の尺八吹奏クリニック 6 <田辺頌山> 音高が下がる
(クセと個性は似て非なるもの。合理的でクセのない演奏が出来るよう、具体的に例を挙げながら1年間、誌上レッスンします。)
- (新連載)琴古流尺八の秘密 1 <徳丸十盟> アタリ
(山口五郎門下で東京藝大尺八専攻非常勤講師を務める徳丸が、流麗な琴古流の吹き方の極意を教授。)
- (新連載)「浪花十二月」と上方地歌 1 <菊央雄司> 睦月
(大坂で活躍する地歌箏曲胡弓演奏家の菊央雄司が地歌作物の『浪花十二月』を題材に大坂地歌の魅力を紹介し、端歌物『ゆき』を様々な角度から検証。)
- (新連載)虚無僧尺八の20世紀 1 <志村哲> 興国寺に集う人
(地無し尺八吹奏家で大阪芸大教授の志村が古典尺八を繋いできた先人とその場所にスポットを当てる。)
- 邦楽用語きほんの「き」 51 <釣谷真弓> 吾妻ザワリ
(普段からよく耳にするけれど、意外と意味を知らなかったり、身近すぎて自分で調べることのなかった邦楽の基本用語を、日本音楽史を研究する箏演奏家の釣谷真弓さんが簡潔に説明します。)
- 1分間「箏曲地歌」アナウンス 161 <野川美穂子> 四季の遊
(演奏会のアナウンスやプログラムに無料で使用できる解説文)
- (新連載)リレーエッセイ 1 <村澤丈児> オンライン活動に思う
(演奏家や作曲家を中心に楽しいエッセイでつなぐ友達の輪。まずは若手からスタート!)
- おと・かたち・いろ考 73 <村尚也> 真っ赤な愚かさ
(舞踊家・舞台演出家・評論家、村尚也氏が「日本の音」を解きほぐします。)
- 編集長の見たり・聞いたり・思ったり <田中隆文> 繋ぐ(1) 変革の時
- ヒダキトモコのつぶらな目 69
(表紙といんたびゅうの撮影を担当する写真家の目に写るものは。)
- クラシック アレンジSCORE 5
「韃靼人の踊り」(尺八・箏・十七絃三重奏)<アレクサンドル・ボロディン作曲・冷水乃栄流編曲>
[話題・他]
- Report
・長谷検校ゆかりの三味線披露演奏会
・第27回賢順記念全国箏曲コンクール
- News
・三味線+お囃子による名曲カバー集 アレンジスコア、一挙8冊16曲発売!
- こんなの見つけた 9 学宝社の中学校音楽ワーク
- New Release
話題の新譜・新刊がズラリ
- HOW 今月の新入荷商品/“酒”にまつわる邦楽/現代邦楽楽譜一覧 其の12
(弊社取扱いの通信販売CD等のご紹介)
http://hj-how.com/
[情報]
- PICK UP 注目の公演を紹介
- 邦楽情報 1月1日-2月28日分
- 1月のテレビ・ラジオ/正月番組(放送予定の邦楽関連番組一覧)
- 邦Jフォーラム(受賞、コンクール募集内容・結果など、邦楽界の様々な動きを提供)
- おけいこ場案内(習ってみたい!という方へ)
- 謹賀新年の名刺広告