いんたびゅう:鶴澤津賀寿/特集「三味線音楽のいろは 歴史編」/楽譜「白鳥の湖」
表紙グラビアと「いんたびゅう」は、女流義太夫三味線の鶴澤津賀寿。人間国宝・竹本駒之助の相三味線として、また舞台芸術との協働活動など幅広く活躍する彼女の真情を聞く。
特集は「三味線音楽のいろは」第一弾として「歴史編」。多岐にわたる三味線音楽の各ジャンルを、宗時行が歴史を追ってわかりやすく解説。
人気連載「クラシック・アレンジSCORE」は、チャイコフスキー作曲の『白鳥の湖』より有名な「情景」を、箏・十七絃三重奏でお届けします。
「邦楽ジャーナル」2021年2月号(409号)目次
以下<>内は執筆者名
[特集]
-
三味線音楽のいろは(歴史編)<宗時行>
今さら聞けない「どこがどう違う」
[人物]
- いんたびゅう
鶴澤津賀寿
一期一会の音の切なさ 義太夫節三味線演奏家・作曲家
- 世界の尺八 中国の演奏家10白石さん/ヨーロッパの演奏家10ヴェロニク・ピーロンさん
- 宮城道雄の何が凄い!? 尺八作品 31 <藤原道山> 阿寒湖のほとり
(尺八が入った宮城道雄作品を毎回1曲取り上げ、その曲の魅力や、他楽器と尺八の関係、どのように演奏したら曲が生きるのかなどを、尺八演奏家の視点で藤原道山氏が紹介します。)
- 丸田美紀の箏十か条 7 <丸田美紀> “強さ”を身につける
(丸田美紀氏がステップアップしてくるきっかけになった出来事などを交えながら、自身が音に向き合うときに気をつけていることを十か条にまとめます。)
- 田辺頌山の尺八吹奏クリニック 7 <田辺頌山> 小刻みなユリがつく
(クセと個性は似て非なるもの。合理的でクセのない演奏が出来るよう、具体的に例を挙げながら1年間、誌上レッスンします。)
- 琴古流尺八の秘密 2 <徳丸十盟> アタリ 2
(山口五郎門下で東京藝大尺八専攻非常勤講師を務める徳丸が、流麗な琴古流の吹き方の極意を教授。)
- 「浪花十二月」と上方地歌 2 <菊央雄司> 如月
(大坂で活躍する地歌箏曲胡弓演奏家の菊央雄司が地歌作物の『浪花十二月』を題材に大坂地歌の魅力を紹介し、端歌物『ゆき』を様々な角度から検証。)
- 虚無僧尺八の20世紀 2 <志村哲> 路上の尺八行
(地無し尺八吹奏家で大阪芸大教授の志村が古典尺八を繋いできた先人とその場所にスポットを当てる。)
- 邦楽用語きほんの「き」 51 <釣谷真弓> 三番叟
(普段からよく耳にするけれど、意外と意味を知らなかったり、身近すぎて自分で調べることのなかった邦楽の基本用語を、日本音楽史を研究する箏演奏家の釣谷真弓さんが簡潔に説明します。)
- 1分間「箏曲地歌」アナウンス 162 <野川美穂子> 梅の宿
(演奏会のアナウンスやプログラムに無料で使用できる解説文)
- リレーエッセイ 2 <風間禅寿> “邦楽”の殻を破る!
(演奏家や作曲家を中心に楽しいエッセイでつなぐ友達の輪。まずは若手からスタート!)
- おと・かたち・いろ考 74 <村尚也> 牛と梅
(舞踊家・舞台演出家・評論家、村尚也氏が「日本の音」を解きほぐします。)
- 編集長の見たり・聞いたり・思ったり <田中隆文> 繋ぐ(2) 100年前、200年前
- タナカタカフミのつぶやく目
- クラシック アレンジSCORE 6
「白鳥の湖」より「情景」(箏・十七絃三重奏)<チャイコフスキー作曲・森亜紀編曲>
[話題・他]
- Report
・愛知県高等学校文化連盟 日本音楽専門部の取り組み
- こんなの見つけた 10 浅野裕子さんの浮世絵きると
- New Release
話題の新譜・新刊がズラリ
- HOW 今月の新入荷商品/“酒”にまつわる邦楽2
(弊社取扱いの通信販売CD等のご紹介)
http://hj-how.com/
[情報]
- PICK UP 注目の公演を紹介
- 邦楽情報 2月1日-3月31日分
- 2月のテレビ・ラジオ/正月番組(放送予定の邦楽関連番組一覧)
- 邦Jフォーラム(受賞、コンクール募集内容・結果など、邦楽界の様々な動きを提供)
- おけいこ場案内(習ってみたい!という方へ)