いんたびゅう:渡邊香澄/特集「尺八界の今、そして未来」/楽譜「誰も寝てはならぬ」
表紙グラビアと「いんたびゅう」は、箏演奏家の渡邊香澄。二十五絃箏を携えて全国を演奏して回る渡邊の箏との出会い、三人の恩師のこと、ニューアルバムに込めた想いなどを聞く。
特集は「尺八界の今、そして未来」と題し、長い間尺八界を見つけ続けてきた尺八製管師・大橋鯛山氏の見解を聞く。
人気連載「クラシック・アレンジSCORE」は、プッチーニの『誰も寝てはならぬ』を、箏・十七絃三重奏でお届けします。
「邦楽ジャーナル」2021年10月号(417号)目次
以下<>内は執筆者名
[人物]
- いんたびゅう
渡邊香澄
二十五絃箏全国ツアーが中断を余儀なくされるなか、10月27日にCDアルバム「絃(いと)」をリリースする。
- 世界の尺八 18 北アメリカの演奏家6クリストファー遙盟さん/オーストラリアの演奏家6ライリー・リーさん
- 宮城道雄の何が凄い!? 尺八作品 39 <藤原道山> 虫の武蔵野
(尺八が入った宮城道雄作品を毎回1曲取り上げ、その曲の魅力や、他楽器と尺八の関係、どのように演奏したら曲が生きるのかなどを、尺八演奏家の視点で藤原道山氏が紹介します。)
- 箏うたを楽しむ! 3 <片岡リサ> 歌詞を思い描いて
(古典から宮城曲、現代作品まで箏の弾き歌いで楽しませる片岡氏が、そのコツを指南します。)
- 「マルセル・モイーズ」に学ぶ 3 <野村峰山> 歌口の操作による音程変化
(フランスの高名なフルート奏者の言葉から野村氏がヒントを得て、尺八吹奏の技術、芸術性を分析していきます。)
- 琴古流尺八の秘密 10 <徳丸十盟> 「叩く」を「アタリ」に
(山口五郎門下で東京藝大尺八専攻非常勤講師を務める徳丸が、流麗な琴古流の吹き方の極意を教授。)
- 「浪花十二月」と上方地歌 10 <菊央雄司> 神無月
(大坂で活躍する地歌箏曲胡弓演奏家の菊央雄司が地歌作物の『浪花十二月』を題材に大坂地歌の魅力を紹介し、端歌物『ゆき』を様々な角度から検証。)
- 虚無僧尺八の20世紀 10 <志村哲> ラスト コムソウ
(地無し尺八吹奏家で大阪芸大教授の志村が古典尺八を繋いできた先人とその場所にスポットを当てる。)
- 邦楽用語きほんの「き」 60(最終回) <釣谷真弓> 邦楽
(普段からよく耳にするけれど、意外と意味を知らなかったり、身近すぎて自分で調べることのなかった邦楽の基本用語を、日本音楽史を研究する箏演奏家の釣谷真弓さんが簡潔に説明します。)
- 1分間「箏曲地歌」アナウンス 170 <野川美穂子> かくれんぼ
(演奏会のアナウンスやプログラムに無料で使用できる解説文)
- リレーエッセイ 10 <多久潤一朗> フルートっぽく?
(演奏家や作曲家を中心に楽しいエッセイでつなぐ友達の輪。まずは若手からスタート!)
- おと・かたち・いろ考 82 <村尚也> 『紅葉』の色とリズム
(舞踊家・舞台演出家・評論家、村尚也氏が「日本の音」を解きほぐします。)
- ヒダキトモコのつぶらな目 77
(表紙といんたびゅうの撮影を担当する写真家の目に写るものは。)
- クラシック アレンジSCORE 14
「誰も寝てはならぬ」(箏・十七絃三重奏)<ジャコモ・プッチーニ作曲・冷水乃栄流編曲>
[話題・他]
- News
・国際尺八コンクールの「本選」は日本人のみで
・地域創造が邦楽オーディション!
・必見! 刻彫尺八と螺鈿紫檀阮咸
- こんなの見つけた 18(最終回) 中国の高性能塩ビ尺八&教則本
- New Release
話題の新譜・新刊がズラリ
- HOW 今月の新入荷商品/地歌箏曲販売CDリスト#3/秋の夜長、伝記・芸談を読む
(弊社取扱いの通信販売CD等のご紹介)
http://hj-how.com/
[情報]
- PICK UP 注目の公演を紹介
- 邦楽情報 10月1日-11月30日分
- 10月のテレビ・ラジオ(放送予定の邦楽関連番組一覧)
- 邦Jフォーラム(受賞、コンクール募集内容・結果など、邦楽界の様々な動きを提供)
- おけいこ場案内(習ってみたい!という方へ)