データで見る「邦楽器の行方」/遠音を奏でる11「十勝野」
表紙グラビアと「いんたびゅう」は箏・二十五絃箏奏者・野坂操壽。「古典曲と現代曲が私の1なかで1本の線となりました」と語る野坂、その真意を聞く。
五線譜 「遠TONE音を奏でる」は、三塚幸彦作曲「十勝野」(尺八・箏・十七絃)のスコアを掲載。別売りのマイナスワンCD-R「『十勝野』データディスク」とともに楽しもう!
そして、「邦楽器の行方」と題する記事では、全国邦楽器商工業組合連合会の調査により明らかにされた半世紀にわたる邦楽器販売数データを初公開!
「邦楽ジャーナル」2018年4月号(375号)目次
以下<>内は執筆者名
[人物]
- いんたびゅう
二十五絃箏 野坂操壽
音を空に放って
- 巨匠、その人と音楽6-2 <クリストファー遙盟> 平井澄子(後編)
- アマチュアばんざい 中塚和子さん・佐々木博子さん・佐々木優太さん(囃子)
[奏法]
- 三味線が好きになる術(すべ)-50 <上原潤之助> 粋に袴を着こなそう!
(難しいと思われている三味線も、ちょっとしたことで上達し、楽しくなります。そのコツを伝授します。)
- ことのね玉手箱-50 <帯名久仁子> コンサート準備の極意はこれだよ〜!2
(プロとアマチュアでは何が違うのか。演奏家・帯名久仁子が実践していることを披露します。)
- 真・鳴るほど・ザ・尺八-4 <菅原久仁義> 唇を硬くしてはいけない理由
(人気連載「鳴るほど・ザ・尺八」「決定版・鳴るほど・ザ・尺八」に続く新シリーズ(日本語中国語併記)。これまでのシリーズはpdf版でも頒布しています。 「鳴るほど・ザ・尺八」 「決定版・鳴るほど・ザ・尺八」)
- 読者の質問にお答えします 胡弓の置き方いろいろ/笛の調子いろいろ
- 百人町捕物帳〜和楽器よもやま噺-3 <水本真聡> いい“塩梅”が肝腎です〜篳篥
(和楽器にまつわる小咄・エピソードを少しマニアックな解説を盛り込みながらご紹介。)
- 脈々たる箏曲地歌びと-64 <久保田敏子> 地歌箏曲の系譜─生田流名古屋系3
(京都市立芸術大学名誉教授の久保田敏子(さとこ)氏が、箏曲地歌の人々の系譜からその歴史をひもときます。)
- 虚無僧曼荼羅-24 <牧原一路> 虚無僧の存在意義は?
(私、平成の虚無僧、一路でござる。子どもの頃、家の前に現れた虚無僧を見てビビッときて、虚無僧に憧れ60年。念願かなって今晴れて虚無僧をしておりまする。)
- 邦楽器編曲塾-10 <高橋久美子> 尺八二重奏で「大きな古時計」のオブリガードを考える2
高橋久美子のスグ役に立つ邦楽器編曲塾。この連載では、本誌で2017年5月号まで掲載していた高橋さんの編曲楽譜の一部を例にあげて編曲のノウハウを提示したり、読者からの「困った!」の声に答えます。
- 邦楽用語きほんの「き」-18 <釣谷真弓> 三味線1
(普段からよく耳にするけれど、意外と意味を知らなかったり、身近すぎて自分で調べることのなかった邦楽の基本用語を、日本音楽史を研究する箏演奏家の釣谷真弓さんが簡潔に説明します。)
- 1分間「箏曲地歌」アナウンス-128 <野川美穂子> 浪花十二月
(演奏会のアナウンスやプログラムに無料で使用できる解説文。使用時は「邦楽ジャーナル所載・野川美穂子執筆」と出典を明記して下さい。)
- 宮城道雄の息づかいを求めて-20 <千葉優子> 日本青年館と八十絃
(全国各地に建立されている宮城道雄のモニュメントやゆかりの地を訪ね、それにまつわる作品や随筆などを紹介)
- おと・かたち・いろ考-40 <村尚也> 「しーん」と「にこにこ」
(舞踊家・舞台演出家・評論家、村尚也氏が「日本の音」を解きほぐします。)
- Data
邦楽器の行方 初公開! 邦楽器販売数データから
- Report
大日本家庭音楽会と邦楽社
- Notice
邦J主催で「2018国際尺八コンクールinロンドン」
- 小耳情報 (小耳にはさんだ話題あれこれ)
- 編集長の見たり・聞いたり・思ったり <田中隆文> 軽い歌舞音曲?
- フォトグラファー・ヒダキトモコのつぶらな目-37
(表紙の人物写真を撮影する写真家、ヒダキトモコさんの目を通したひと言。)
[楽譜]
- 遠TONE音を奏でる Vol.11
「十勝野」(尺八・箏・十七絃)<三塚幸彦作曲>
[CD・他]
- New Release
話題の新譜・新刊がズラリ
- HOW 今月の新入荷商品/CDガイド
(弊社取扱いの通信販売CD等のご紹介)
http://hj-how.com/